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新人の成長記録〜アクアステージ編〜


みなさん、こんにちは!
水辺チーム担当の宮本です🦭🐧

今回も前回に引き続き、
私の成長記録〜アクアステージ編〜
をお届けします!

前回はこちらから✨

アクアステージでは現在6頭のミナミアメリカオットセイが暮らしています。
冬の期間以外は【フリッパーズ】というオットセイのパフォーマンスを開催しています。

パフォーマンスを行う上で大切な事はトレーニングです。これはチーム全員で行っています。

そしてトレーニングを行うにあたって、もっとも重要なことは、信頼関係を築くことです!

オットセイはとても賢いので、信用のない人間の言うことは聞いてくれません💦
そのため、まずは自分の存在を覚えてもらい、「この人の言うことを聞くと良いことがある!」
と伝えることが重要です。

最初は、名前を呼んで「タッチ」

協力してくれたのはマールちゃん✨


これは誘導のトレーニングです。
スタッフが出した拳に、オットセイの方から
鼻先でタッチすることができたら成功✨
ご褒美のお魚を与えます。

そして「これからトレーニングするのは私だよ」とオットセイの意識を自分に向かせる時にも使っています。

次に、手のひらを向けて「ステイ」

「待て」という意味で、スタッフが合図を出すまでその場で止まることができたら成功✨

これはブレーキの役割を持っていてとても重要になります。

そして、人差し指で来て欲しい場所を指差して「カモン」


人差し指を出して
来たらタッチ!

「おいで」という意味で、スタッフが指差した場所まで来ることができたら成功です✨

この3つの基本から始め、
「成功したら、褒めてご褒美を与える」
「間違っていたら、違うよと伝えてやり直し」
を繰り返していくことで信頼関係を築いていきます!

さらに、これらを応用して、
スタッフの隣をついて歩かせる「連れ歩き」をすることができます。


プーロ君にも協力してもらいました!


一見、オットセイがスタッフの横をピッタリついて歩いていると、ただ仲良しのように見えるかもしれませんが、実はいろんな指示を出しながら動いてもらっているんです!

初めて連れ歩きに挑戦した時は、指示を出したり、褒めたりするタイミングがとても難しくてかなり苦戦しました💦

ある程度オットセイをコントロールできるようになったら、次は色々な技を練習していきます。
前回ご紹介した、

アザラシ同様に様々なトレーニングを練習しています。

ですが、アザラシとオットセイでは、動きも頭の回転も、圧倒的にオットセイの方が速いので、指示を出す側もテンポ良く、オットセイが飽きないようにトレーニングの内容を組み立てる必要があります。
また、4歳から15歳まで幅広い年齢のオットセイ達。それぞれの個性に合わせたトレーニングを行わなければなりません。

「ハンド」でヒレを確認中のマール

これがとても難しくて、今も苦戦中です💦
先輩方の動きを真似しながら試行錯誤しています🔥


現在、冬季期間は、
「オットセイのパフォーマンス」と題して
オットセイがどんな動物で、どのようなトレーニングをしているのか知っていただけるようなパフォーマンスを行っています。

寒い日々が続きますが、機会のある際は、
是非アクアステージへお越しください!

プーロ君の決めポーズ✨

まだまだ改善するところは沢山ありますが、出来なかったことが少しずつできるようになったことや、パフォーマンスでお客様からいただく様々なリアクションを糧に、成長し続けます!これからも応援よろしくお願いします🙇