フタユビナマケモノのコロロ 成長記録!
※4月10日、公式ブログに投稿いたしました内容となります。ご了承下さい。
みなさん、こんにちは!
今回はナマケモノ大好き!飼育員の二川原が昨年末に誕生した、フタユビナマケモノの赤ちゃんの成長記録をお届けします‼
待望の赤ちゃん誕生‼
2021年12月27日に、那須どうぶつ王国では初となるフタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生しました。
お父さんは「コマ」7歳
お母さんは「マロロ」9歳
(おそらく日本で1番かわいいナマケモノです!笑)
2019年からペアで飼育を始めて、今回初めて繁殖に成功しました!
産まれた赤ちゃんがこちら▼
両親から名前をもらって「コロロ」という名前になりました。
これは生後2日の写真。
産まれた初日から開眼はしていましたが、寝ていることが多かったので写真では目をつぶっています。
産まれてすぐは真っ黒な毛でおおわれていますが、これは野生下だと色が黒い方がお母さんのおなかの上で保護色になる為だと言われています。
成長するにつれて毛の色は変わっていくことがあるので今後が楽しみです♪
産まれたときから爪がしっかりしています
「介添え」
現在コロロは順調に成長していますが、産まれてすぐは体重の伸びが悪かったため、母親に世話をしてもらいながらスタッフがミルクを1日数回与える「介添え」を行っていました。
また、ナマケモノは生後1週間頃から固形物を食べ始めるので介添えと並行して柔らかいものから食べる練習も始めたのですが、コロロはミルクよりも野菜の方が好きらしく野菜はすぐに食べるようになりました♪
本来、動物の介添えは母親が餌を食べに行くなどして、仔から離れている間に親に気付かれないように行うのですが、ナマケモノは常に親のおなかの上に仔がいるので離れることがありません。
そのため親の上にいる状態でミルクを与えたのですが、人が赤ちゃんに触ることによって違う匂いがついてしまい親が育児放棄をしてしまう可能性もあったのでとても慎重に行いました。
体重測定
また、体重が上がっているか見るために毎日体重測定を行っていたのですが、親の目の前で仔を親から離し体重測定を行うのも育児放棄のリスクがあります。
できるだけコロロが不安にならないよう母親代わりのぬいぐるみを用意したり、すばやく体重を計るようになどこちらも慎重に行います。
スタッフの心配をよそに、マロロは人がミルクを与えるのも体重測定を行うのも嫌がらずにしっかりと子育てを継続してくれました!
むしろ赤ちゃん用のミルクを飲みたがるくらい!(笑)
「熱帯の森」デビュー!
こんな感じでマロロと二人三脚で赤ちゃんの成長を見守ってきたのですが、現在、生後約4か月となったコロロは「熱帯の森」デビューしました‼
ナマケモノは1日の平均睡眠時間が20時間と言われているので寝ていることが多く、コロロの姿が見えないことがあるかもしれません。ですがお母さんのおなかの上にいるのは今だけの姿なので、那須どうぶつ王国に遊びに来た際はぜひナマケモノの親子に会いに来てください!
熱帯の森で待ってるよ~‼
※動物の体調により公開を中止する場合があります
【information】コロロの姿が見られる動画はこちら▼