これは誰の足跡??
みなさんこんにちは、飼育員の竹澤です。
今回は動物たちの足跡にご注目👀
早速ですがクイズです!
下の2枚の写真のうち、ホッキョクオオカミの
足跡はどちらでしょうか?
正解は、、、
②でした!皆さん正解しましたか??
↑この写真は今年5月に誕生した
ホッキョクオオカミの「真白」の肉球です🐾
ちなみに①の写真はアムールトラの足跡でした!
①と②の写真を見比べてみると、
②のホッキョクオオカミの足跡には爪の跡も
くっきり残っていますが、①のアムールトラの
足跡には爪の跡が残っていないことに
気がつきましたか?
ネコ科動物の多くは爪を収納することができ、
獲物を狙う時に足音を立てずに近づくことが
できます。
そのため足跡に爪の跡は残りません。
他のネコ科動物の足跡も見てみましょう👀
↑運が良ければ、展示場のガラスに手をついて
肉球を見せてくれることもあります✨️
ここで、アムールトラとサーバルの足跡の
大きさを比べてみましょう。
スタッフの手もいれて写真を撮ると、大きさの
違いがよく分かりますね!
続いてご紹介するのはこちらの動物。
これまでに紹介した足跡の指の肉球(指球)の数は
4つでしたが、ビントロングの足跡には5つの
指球の跡が付いているのが分かります。
実は先ほどご紹介したオオカミやトラなどの
前肢の指の数と、ビントロングの前肢の指の数は
どちらも5本なのですが、
ビントロングは蹠行性(しょこうせい)といって
足裏全体を地面に着けて歩く歩き方をしている
ため全ての指球の跡がしっかりついているんです。
オオカミやトラの歩き方は指行性(しこうせい)
といって、つま先立ちのような状態で歩いて
いるため、歩く時に使っている指は4本なのです。
そのため指球の跡は4つになります。
次に鳥たちの足の裏も見てみましょう🕊️
(足跡はうまく撮ることができませんでした笑)
実は鳥によって指の向きが違うんです!
↑こちらは今年5月に生まれた
オーストラリアガマグチヨタカの
「どらやき」に協力してもらいました✋
足の指は前向きに3本、後ろ向きに1本あるのが
わかります。
木の上で暮らす鳥たちは基本的にこの指の付き方を
しており、枝をギュッと掴むのに適しています。
インコたちの指は前向きに2本、後ろ向きに2本
ある形をしています。
この形は、枝に止まりやすいことに加えて
ものを掴むことに優れています。
そのためインコたちは木の実を足で拾い上げて
上手に食べることができるんです👏
いかがだったでしょうか!
みなさんも動物園に行った時には動物たちの
足跡や足の裏にも注目してみてくださいね🐾