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那須どうぶつ王国が動物園として社会に貢献するための役割・取り組みについて語ってみる

クラウドファンディング、『自然へいざなう"野生への扉"応援PROJECT』では私たちの考え・取り組みに賛同・ご支援頂き、心より感謝しております。ありがとうございます。

今回は公式ブログにて10月に投稿しました『動物園の役割』について、こちらでもご紹介できればと思います。

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今回のブログでは動物園の役割について、お話ししていこうと思います。

動物園って何のためにあるんだろうと考えてみたことはありますか?動物園には社会に貢献するための役割があります。今回は、那須どうぶつ王国が行っている取り組みを紹介しながら解説していきます。

■一つ目は、教育・環境教育

那須どうぶつ王国ではプロジェクト・ワイルドという環境教育プログラムなどの手法を用いて、「動物たちがどのような環境で生きているのか」「守るためにはどのような行動をしたら良いか」を知って頂き、動物たちへの興味・関心を広げられるようにと考えています。

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※写真はプロジェクト・ワイルドのプログラム実施の様子

動物の展示場所には、解説看板などを設置しています。

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そしてショーや解説イベント、えさやり体験を通して動物たちの生態や素晴らしさだけではなく、環境問題についても触れることでより関心を持って頂けるようにしています。

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■二つ目は、レクリエーション

動物園にくる目的は、仕事や勉強などの日常の疲れを癒すための休養や気晴らし遊びの要素が一番多いと思います。

楽しく過ごしながら、「命の大切さ」や「生きることの美しさ」を感じてもらえよう様々な展示の仕方やイベントを行っています。

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■三つ目は、種の保存

種の保存とは、動物たちを絶滅させない・その種類を絶滅しないよう守っていくという意味です。

動物園は、ただ動物を展示するだけではなく飼育や繁殖を行うことによってその動物たちの遺伝子を絶やさないよう守っているんです。

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那須どうぶつ王国では動物への直接的な保全活動以外にも様々な活動を行っています。

1つは、「ボルネオ保全WAONカード」の販売です。

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ボルネオでは、アブラヤシのプランテーション開発による森林破壊が進み、多くの野生動物が住処を失っています。ボルネオ保全WAONでお買い物をするとご利用金額の一部をイオンより寄付され野生動物の保護や技術支援などに役立てられます。

ほかにも、全てのレストランにてプラスチックを極力使わない環境負担の少ない製品の活用

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お米の売り上げの一部がヤマネコの狩場となる田んぼの環境保全に役立てられるツシマヤマネコ米などの販売や、王国内にあるヤマネコテラスではこのお米を使用していたりと王国内だけでも様々な活動を行っています。

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詳しくはHPをチェックしてみてください▼▼▼

■四つ目は、調査・研究

ただ動物を飼育するだけではなく飼育することで得ることが出来た知識経験を蓄積し、飼育下での種の保存や野生動物の保全に生かすことが目的です。三つ目の種の保存の役割を行う上でもとても大事なものになります。

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ニホンライチョウをはじめ、各地の動物園でも様々な動物を通して研究が行われています。

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いかがでしたか?

昔は娯楽施設という役割が多かった動物園ですが、時代とともに変わりつつあります。これからも動物園のあり方は「いのちの博物館」として進化していきます。

皆さんにも動物園の存在意義について、理解していただけると嬉しいです。

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そして、こういった活動を今後も継続させていただけるようクラウドファンディングに挑戦し、たくさんのご支援とご協力の元、目標を達成することが出来ました。改めまして「希少な動物たちの命をつなぐ」私たちの挑戦に力強い応援をいただき、心より感謝申し上げます。

この皆様からいただいたご支援はお約束した動物たちの展示場や動物たちの健全な管理のために大切に使わさせていただきます。

私たちの「希少動物たちの命をつなぐ」責務には終わりがありません。さらに皆様の期待に添える様に野生動物の保全、環境の保護・保全に取り組んでまいります。

最後に姉妹園の神戸どうぶつ王国でもクラウドファンディングを展開中です。思いは同じ。動物を通し懸け橋に🌈!ぜひ応援宜しくお願いいたします。