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絶滅危惧種 【シマフクロウ】

みなさんこんにちは。飼育員の及川です。
今回は9月7・8日に行われた
絶滅危惧種の日】イベント『シマフクロウトーク
からイベントの様子をご紹介します。

昨年11月、北海道にある札幌市円山動物園様より
那須どうぶつ王国へシマフクロウがやってきました。

今年2才になった雄、カムイです。
ファームエリアの【猛禽の森】で一般公開も
していますが、シャイなカムイはなかなか姿を
見せてくれません、、(;_;)

と、いうわけで、今回はパネルを用意しました。
ドーン‼️

すごい迫力!
ちなみにこちら
等身大です😳

シマフクロウは、翼を広げた長さが
180㎝にもなる世界最大級のフクロウです。

国内では北海道のみに生息をしていて、
明治時代には1000羽いたと推測されます。

アイヌ民族たちは、夜になると村の側で
「ボーボー」と鳴くシマフクロウの声が聞こえ、
村を守ってくれている、と信じ
『コタン(村)コロ(守る)カムイ(神)』と呼ばれ
愛されていたんだとか。素敵な関係ですよね。

その後北海道開拓が始まり、
森林伐採によって巣となる大きな樹洞ができる大木が
無くなってしまったことや、
河川の改修により主食である魚が減ってしまったこと、
車や列車とぶつかってしまったり、
電線で感電してしまうなどの事故が増えたことで
数は減少し、1970年代には70羽ほどまで
減少しました。

懸命な保護活動によって現在は100つがいまで回復していますが、絶滅の危機を脱したとはいえない状況です。

トーク中の様子

シマフクロウトークでは、
シマフクロウの生態・生息環境や
カムイがなぜ当園にきたのか
私が今年の5月に北海道へ出向き、
実際に行われているシマフクロウの保護活動に
参加させていただいた時の写真や、
そこで出会ったレジェンドのお話など、
たくさん話したいことはありましたが、
何とか端折って端折って....
結果20分も喋り続けてしまったことを、
お詫び申し上げます_(._.)_

皆さまお付き合い下さり本当に
ありがとうございました・・!

二日間でおよそ40名の来園者の方が
このイベントに参加してくださいました。

フクロウの羽根の比較なども触って体感して
いただきました。

左がベンガルワシミミズク、真ん中がシロフクロウ、右がシマフクロウの羽根です。

NPO法人シマフクロウ基金への募金は2日間で
総額17000円ものご支援をいただきました。

責任をもってお届けいたします。
ありがとうございました!

※9月いっぱいこちらの募金箱をピアポルタにて設置しております。