飼育員からの問題!! この鳥は何の仲間でしょうか?
みなさんこんにちは
飼育員の田縁です。
突然ですが問題です!
この鳥は、なんの仲間でしょう??
正解は、、、
「ハト」の仲間です!
種類は「オウギバト」と言います。
驚いた方も多いのではないでしょうか?
この見た目から、お客様にはクジャクと
間違えられてしまうこともありますが、
外観や動きはハトらしい部分がとても多いです。
今日はこのオウギバトについて紹介します(^^)
■オウギバトとは?
オウギバトはハト目ハト科カンムリバト属の動物で、
ハトの中では世界最大種です。
インドネシアやパプアニューギニア島などに生息しています。
体長は60㎝ほど、体重は約2~2.5㎏です。
頭の上の羽(冠羽)が扇の形をしていることから
「オウギ」バトと名付けられました。
(写真はオウギバトの冠羽)
■オウギバトの特徴
歩き方も首をクックッと動かしながらドバトと同じように歩き、
とても立派な鳩胸をしています。
目の色は赤色と、とても特徴的です。
■飛べる?飛べない?
よくお客様に「飛べるんですか?」と聞かれますが、
体が大きいため大空を羽ばたいて飛ぶ・・・なんてことはできません。
外敵が現れると、数m程飛び上がり木の上へ逃げたりする程度です。
夜間は木の上で休んだりもしています。
■食事は?
小さな群れで生活をし、地上を歩いて果実や種子、昆虫類などを食べます。那須どうぶつ王国ではキジ用のペレットとリンゴ、バナナを与えています。
■那須どうぶつ王国のオウギバト、ご紹介♪
那須どうぶつ王国では現在2羽のオウギバトを飼育しています。
上記写真、左側にいるのが繊細な性格の♂
名前は「ヒナ」
右側にいるのがマイペースな性格の♀
名前は「プアン」といいます。
雌雄の見た目に差はないため、見た目だけでは雌雄がわかりません。
先日、プアンが日光浴をしているとヒナも近くに来て、
一緒に日光浴をしていました(^^)
(写真 手前:ヒナ、奥:プアン)
とても仲良しな2羽で、今後は繁殖も期待しています。
オウギバトは熱帯の森の足元を歩いているので、
気を付けながら探してみてください。