動物たちも衣替えのシーズンでした
※この内容は6月7日に那須どうぶつ王国公式ブログにて公開したものです※
みなさんこんにちは。
6月に入りジメジメした日も多く、少しずつ薄手な服装になってきているのではないでしょうか。
動物たちも寒い冬から、暖かい春、そして夏へ向け衣替えをしています。
ということで、今回は、ニホンリスとニホンライチョウの夏と冬、それぞれの特徴をご紹介しながら、簡単な間違い探しを行いたいと思います!
それでは、まずこちら!
▶ライチョウ
こちらは、ニホンライチョウの夏バージョンです。
ちなみに女の子。
そして、ニホンライチョウ 男の子、夏バージョンがこちら!
では次に、ニホンライチョウ冬バージョンをお見せします。
まずは、女の子。
そして、これが男の子です。
みなさん、夏バージョンと冬バージョンの違い、見つけられましたか?
これは、結構簡単だったのではないでしょうか。
ニホンライチョウは冬になると、オスもメスも尾羽を除き、真っ白な羽に生え換わります。ニホンライチョウが生息している北アルプスや、南アルプス等の高山帯では、冬になると雪が降り積もります。テンやオコジョ、イヌワシ等の天敵から身を守るためにも、雪山に溶け込めるようになっています。
ニホンライチョウは足の指にも羽が生えています。
これは、寒さ対策と同時に、雪の上を歩く際の「カンジキ」の役割も果たしているのです。
春から夏にかけては、
オス→額や喉、お腹側は白く、他は黒っぽい
メス→喉やお腹側は白く、他は茶、黒のまだら模様
が特徴です。
これも、山肌に溶け込むような保護色となっています。
また、オスメス共に眼の上に赤い肉冠があり、オスは春から夏にかけて特に目立ってきます。
さて、次はニホンライチョウと比べると少し難易度アップしますよ。
お次はこちら!ニホンリスです。
▶二ホンリス
上の写真が、春から夏頃のニホンリス。
下の写真が、秋から冬頃のニホンリスです。
さぁ、みなさん!違い分かりましたか?
まず、冬バージョンの特徴からご紹介しましょう。
ニホンリスは冬でも冬眠しない種類のリスです。そのため、全身の毛は厚く、耳の先や尻尾ももこもこの毛で覆われています。お腹側は一年を通して白く、冬は背中側が灰色っぽくなります。
そして次は夏バージョンです。
冬バージョンと比べると、全身の毛は薄くなり、尻尾の毛も薄くなります。耳の先の毛も抜け、丸い耳が顔を出します。背中側の毛は茶色っぽく、手足の毛はオレンジ色っぽく変化します。
さて、次が最後の問題です!
最後は、写真に何頭のニホンリスが写っているか、探してみてください!
正解は...
12頭でした!見つけられましたか?
今回ご紹介したニホンライチョウ、ニホンリスとは保全の森で会うことができます。ぜひ、今の時期しか見られない動物たちの姿を実際に見に、遊びに来てください!