レッサーパンダの赤ちゃん誕生
みなさんこんにちは(^^)
今回は、2020年7月18日に産まれた
レッサーパンダの双子の赤ちゃんについて紹介します!
赤ちゃんはお母さんの栄栄(ロンロン)と
お父さんの与一(よいち)の間に産まれました。
お母さんの栄栄▼
少し臆病で何事も慎重派。
お父さんの与一▼
活発でやんちゃ。
このペアは2018年にも与作(よさく)と栄作(えいさく)
2頭の双子のレッサーパンダを出産しています。
与作は栄栄似のマイペースで少しおっとりさん
栄作は与一似の食いしん坊で少しせっかちさん
双子でも性格が全く違います!
(上:栄作、下:与作)
今でも2頭はじゃれあったり一緒に寝たりととても仲良しです(^^)
その時のことは過去のブログにあるので覗いてみてください↓↓↓
レッサーパンダの繁殖期は基本的に1~3月
那須どうぶつ王国では2~3月が多いです。
この時期になると「ラブコール」と呼ばれる
「キュルルルル」という高い声での鳴き方をします。
与一も2月の終わりごろから栄栄に対して
ラブコールを行い、交尾をしました。
妊娠期間は90日~150日です。
野生では出産前に木の穴や岩の隙間に枝などの巣材を運び、
安心して子育てできる空間を作ります。
飼育下では代用として木の板で作った巣箱を用意し乾草を敷きました。
そこにレッサーパンダ自身が竹を運び込みます。
巣を作っているころから栄栄のお腹が大きくなり、
乳首も目立つようになってきました。
日生まれるかな?明日かな?と
飼育員もみんなでそわそわしていました。
そしてついに!
7月18日に巣箱から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきました。
栄栄にとって2回目の出産です。
2回目の出産とはいえ、まだまだ不安はたくさんあるので、
産まれて数日間は午前と午後の2回体温測定と体重測定をしました。
体重は量るたびに増え、体温も安定していて何も問題なかったです。
栄栄は子供が産まれてから3日間ほどはゆっくり餌も食べる事は無く
食べるとすぐに巣箱に戻っていました。
1日のほとんどを巣箱の中で過ごし子供の体を舐めたり、
授乳したりと付きっきりで子育てをします。
産まれた時の体重の平均は100g~130gほど
この2頭の体重は、、、約140g!
大きさは片手で収まるほどです。
この時、目はまだ開いていません。
産まれたばかりのころは、オスかメスかを見分けるのが難しいです。
体毛の色はほとんど真っ白で、レッサーパンダの
特徴的な模様はまだありません。
生後2週間ほどで体毛の色が薄い、濃いと2頭の違いが少し出てきました。
このくらいの時期に、2頭ともオスであることがわかりました。
生後23日目、2頭とも開眼
巣箱の中でも動きは多くなりました。
つぶらな瞳でとっても可愛らしいです...!
41日目の写真です。
レッサーパンダらしい模様がはっきりして
きているのがわかりますか?
これは生後54日目の写真です。
こんな顔で見つめられたらもうメロメロです!(笑)
この頃体重は1100gほど体毛は茶色、黒、白と
はっきりした模様になりました。
9/17の写真です!
尾の縞々な模様もはっきりとしてきています。
体重は1300gほどで、産まれた時の約10倍に成長しました。
今では栄栄も巣箱の外で休むことが多くなり
出産直後よりは落ち着いたようです。
生後3か月ほど経つと巣箱の外を歩き回るようになり、
18か月ほどで6~8kgの成獣になります。
いまはまだずっと巣箱の中にいるので
一つ一つの成長を見守っています。
子供たちの公開日は今のところ未定ですが
是非楽しみに待っていてください(^^)
先日開催しました、国際レッサーパンダデーの様子は、
こちらでチェック▼▼▼
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