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ワオキツネザルの見分け方


こんにちは!飼育員の西入です。
暖かい日が増えてきて、ウェットランドでは
ワオキツネザルたちが活発に動くようになってきました!
今回はそのワオキツネザル5頭を
それぞれご紹介したいと思います。

まずはワオキツネザルとはどんな動物か
少しお話します!


ワオキツネザルは霊長目キツネザル科に分類されるサルの仲間で、マダガスカル共和国の固有種です。
マダガスカルに生息するサルたちは原猿類という原始的なサルに分類され
中でもキツネザルの仲間は代表的なグループです。

ワオキツネザルの名前の由来は特徴的な
長い尻尾で、白と黒の輪っかが繋がっているように見えるので「輪っかの尾っぽ」で「ワオ」。

そして、顔はサルのイメージとは異なり
鼻先が長くキツネのように見えることから
「ワオキツネザル」と名付けられました。

しっぽの長さは約50cm


自然界では木の実や葉っぱ、昆虫を食べる雑食性の動物です。
ウェットランドでも、生えている葉っぱを食べるところが見られます!
那須どうぶつ王国ではリンゴやサツマイモ、
ニンジンなど野菜中心のご飯を食べています。


野生下では木の上で生活をしていて
木から木へジャンプして移動をしています。
とても脚力に長けているのも特徴です!

見当たらない時は、木の上や岩の上など
高いところに目を向けて見てください!

見られているかも


ちなみに、ワオキツネザルを見て
両手を上げて地面を横に跳んで移動するサル
をイメージするお客様も多いですが
それはベローシファカという別の種類のサルなんです!
ベローシファカも、同じくマダガスカルの
固有種です。


ウェットランドではよくお客様から
スタッフは5頭それぞれ見分けがついているのか
聞かれることがありますが、
もちろん全頭見分けています!

それぞれをしっかり見分けることは、
怪我や病気をした時や繁殖、血縁関係など
個体管理をする上でとても重要です。

では、普段私たちがどのようにワオキツネザルを
見分けているのか、皆さんにもご紹介したいと思います(^^)


【レース︎︎ 】♀ 16歳

左耳に切れ込みがはいっているのが
見分けるポイントです。
この群れの最年長!



【レイア︎︎ 】♀ 7歳

こちらはレースの娘です。
綺麗な三角の耳と、目の周りの黒い模様が
鼻筋の方まであるのが特徴です。


【キク︎︎】♀ 7歳

耳がほかのワオたちに比べ丸く
目の周りの黒い模様も丸いです。
顔全体のシルエットが丸っこいのが特徴です。

【カシュー︎︎】♀ 4歳

1番の垂れ耳と、目の色が黄色いのが特徴です。
レイアの娘、レースの孫にあたります。
ちなみにカシューは、今月の25日で
5歳になります!

【ヘーゼル】 ♀ 4歳

こちらも目が黄色です。
また、額の白い部分が広く
真ん中だけ上に伸びているのが特徴です。



以上がウェットランドで暮らす5頭の
ワオキツネザルたちです!
一見みんな同じような顔に見えるかもしれませんが、よく見ると実は個体差がありますね。

皆さんもぜひこの投稿をきっかけに、
サルたちの見分けにチャレンジしてみてください!


また、営業日は13時30分からワオワオトークを
開催しています。
間近で観察できるチャンスですので、
ぜひそちらもご覧下さい!!




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